2024年11月10日に第1回租税検定を受験してきました。
はじまったばかりの検定試験なので、気になっている方もいるのではないかと思い、
実際に受験した際の流れをまとめてみました。
Contents
租税検定とは?
租税検定のHPでは、租税検定の内容について以下のように説明しています。
租税検定では、納税義務の大切さや民主主義・公平などの現代の重要な価値観、少子高齢化などの現代社会の動き、財政を中心とする政府の役割や諸外国の制度などの幅広い学習を通じて、私たちが生きる今日の社会について多面的な理解を深めることを目的としています。
租税検定公式HPより(https://www.sozeikentei.com/)
各税法の計算過程や条文知識を問う税理士試験とは違い、
租税を取り巻く制度全体についての理解を問うのが租税検定です。
税理士を目指している身としても、
制度自体の理解を深める必要があるなと思ったので今回受験してみました。
試験時間・出題形式は?
租税検定の試験時間は、各級とも、40分間の実施です。
すべて4択のマークシート方式の出題で、試験問題数は40問です。
時間的には1問につき1分かけられるということなので、
試験時間としては余裕のある出題かなと思います。
また、各級70%以上の正答で合格になるようです。
租税検定の申込方法
受験資格はある?
租税検定には、受験資格として特に必要なものはなく、
違う級で併願受験することもできるようになっています。
申込方法
申込はすべてインターネット上で行います。
租税検定のHPから、受験したい級を選択し、必要事項を入力して送信することで仮申込になります。
仮申込後、メールにて本申込の案内が届くので、メールに記載のあるURLから、本申込を行います。
(仮申込後24時間以内に本申込が必要。期限が切れた場合は仮申込からやり直しです。)
本申込の時に、受験希望エリア、合格証発行希望するか、他の級との併願をするかを選びます。
申込期限は、試験日の6日前まで受け付け(振込は試験日の4日前までに完了する必要あり)のようです。
受験料は?
検定の受験料は、受験する各級によって異なり、
4級(小学生レベル) | 2,500円 |
3級(中学生レベル) | 3,000円 |
2級(高学生レベル) | 5,000円 |
準1級(大学生/社会人レベル) | 7,500円 |
1級(大学生/社会人レベル) | 10,000円 |
となっています。
申込をすると、メールで受験料の振込についての案内が届きます。
支払は、銀行振込のみの対応で、振込の際は、振込人名前を、
メールにて案内される「決済受付番号+氏名」にして振込をします。
受験票・受験地の確認方法
受験地は、本申込の際に地域のみ選ぶことができます。
実際の受験会場は、振込まで完了した後に届く受験案内(メール)にて確認ができるようになっています。
私は第1回を東京で受験しましたが、会場は国士舘大学(世田谷区)でした。
試験当日までの準備
どんな勉強をすればいい?
租税検定の試験対策として使えるものに、YouTubeの公式チャンネル動画と、
公式HPから購入できる各級の公式テキストがあります。
YouTubeでは各級の試験概要や学習ポイントについて解説があるので、見ておくと安心です。
また、公式テキストは
3級:1,100円、2級:1,650円
で購入が可能です。
購入するとPDFデータで送られてくるので、必要に応じて印刷するなどして利用します。
公式テキストには確認問題や、模擬試験問題もついているので、
そのまま試験対策演習もできるようになっていました。
出題範囲についてはこちらの記事でも解説してみました
当日の持ち物
租税検定受験日の当日の持ち物は
・HP以上の鉛筆またはシャープペンシル
・消しゴム
・顔写真付きの身分証明書
・受験案内メールが確認できるもの
・(必要に応じて)腕時計(携帯電話/スマートウォッチは不可)、上着、ハンカチ、ティッシュ
です。
受験案内のメールが確認できるものは、メールを印刷した紙を持っていくか、
当日メールをすぐに見せられるようにスマホを準備しておければ大丈夫です。
会場によっては時計がないこともあるので、腕時計は持っていくと安心かもしれません。
実際には私が受けた会場には時計がありませんでした。
おすすめのシャーペン
MONO WORK(モノワーク)は、
1.3mmの太芯なのでマークシートがはやく塗りつぶせておすすめです。
試験当日の流れ
当日は、試験開始の20分前までに着席をします。
試験開始20分前から、受験票(受験案内のメール)の確認があります。
試験官が回ってくるので、
印刷している場合は印刷した用紙を、
スマホ画面でメールを見せる場合は、すぐに見せられるように準備しておきましょう。
受験票の確認が終わったら、スマホ等は電源を切ってかばんにしまい、
机の上には必要なもの(シャーペンなど)だけ置いた状態にします。
問題用紙、解答用紙が配られ、試験官の説明に合わせて必要事項(受験番号や氏名などの)を記入していきます。
試験開始の時間になったら、試験官の合図があるので、試験開始になります。
途中退席はできる?
試験中にお手洗いなどで途中退席し、その後戻ってくることは認められていません。
ただし、試験問題、解答用紙を提出した上で退席することは可能です。
なので、解答が早めに終わった場合に、試験終了を待たないで退席は可能です。
実際に、私が受けたときには、会場の2/3ぐらいの受験者が途中退席していたかな、という印象でした。
※試験終了間近(10分前ぐらいから)になったら、退席できません。
合否はいつ分かる?
合格発表は、試験日の翌月上旬~中旬ごろに、メールにて送られるそうです。
受験の申込時に合格証の発行を希望した場合には、
郵送で合格証が送られてくるそうです。
※執筆時に合格発表がまだなので、実際に合格発表後にまとめなおしますね。
租税検定で腕試し!
税理士試験とはまた勝手が全然違った租税検定。
税理士受験生として、各税法の知識はめちゃくちゃ勉強していますが、
租税を取り巻く制度について体系的に知識をちゃんとつけられているかというと…。
皆さんもぜひ、腕試しとして受験してみてくださいね。